Jerrio’s Cafe ~ 気がつけば音楽が流れていた

 店主 Jerrio の四方山話と愛聴盤紹介。ジャンルの壁を越え、心に残った音楽について語ります。

閑人閑話

デュオの要諦

「あの時代の小学生の女の子で、ピンク・レディーを歌って踊るという経験をしなかった人はいまい。」 昨日の日経新聞の一面コラム「春秋」は、エッセイスト・酒井順子の「携帯の無い青春」からのこの一文を引用し、一昨日の注目すべき裁判の判決を取り上げて…

シレンシオ ~静寂~

寒い日が続いていても雪は降らない。近畿北部は大雪のようだし、関東でも積もっているというのに、ここ大阪に雪の気配はない。でもこの調子だと二月には一度くらい積もりそうな予感がある。待ち遠しい気もするが、少し困った気分にもなる。 雪の世界は静寂の…

誤解だったのですね!

暑いんだかなんだかよくわからない7月が過ぎようとしている。変な夏だが・・・やっぱり暑い! 先週の金曜日に行ったスペイン居酒屋も「熱かった」が、前回ブログで書いたボビー・コールドウェルからの連想もあって、ほぼ同時期に流行った「暑いダンスフロア…

オリジナル盤とベスト盤の微妙な関係

ここ数日、冷房なしで過ごせる日が続いている。関西では、肌寒いというほどでもないが、台風が熱気までも引き連れていってくれたかのように、気温も湿度も快適に保たれている。今日も朝からさわやかな風を肌に感じながら、いい気分で目覚めることができた。…

月を見ている

月を見ている。 白熱球のように白っぽく輝く満ちた月が、静かな空に頼りなく置かれている。 その明るさに星は存在感を押さえられ、月はますます孤独に輝く。 どこからか薄い雲が忍び寄り月を隠そうとする。しかし今日の月にそんなものは通用しない。何も無か…

酒とバラ(?)の日々

最近の本格焼酎(乙種焼酎)の、ブームを超えた拡がりには、ただただ驚くばかりだ。今でこそ、ここ大阪でも芋焼酎や麦焼酎なんてめずらしくはないが、バブル華やかなりし頃、それを飲むことのできるお店を探すのは一苦労だった。条件は、芋か麦の焼酎が常備…

Like a Star

最近、CDショップや音楽雑誌で「女子ジャズ」という言葉が目に付く。偏狭な「おやじジャズ」と対比すると面白く、ちょっと商業主義っぽいけれど、裾野拡大という点では歓迎すべき傾向だと思う。 そういえば昨年のこと。会社の宴会で参加者のキャンセルが出た…

初心者チェロ弾き、夢のつづき

朝起きると本降りの雪。リビングから見下ろせるマンションの中庭も、芝生の部分は既に一面真っ白になっていた。大阪での積雪は3年ぶりとのことだ。 外では朝から子供たちの声がする。見ると白く滑らかだった雪面に、点々と足跡がつき始めている。時間がたつ…

今年のマイ・ベストあれこれ

一日伸びたが、ようやく仕事も納め、休みに入った。あわただしい年末だが、ちょっと一年を振り返って、自分にとっての「今年の一番」をいくつか挙げてみたい。 まず、今年一番心に残ったおいしかったもの(酒席以外)はと言うと、夏に柳川(福岡県)で食べた…

父親・ジョンレノンの気持ちになって...

来週水曜日「12月8日」、ジョン・レノンが凶弾に倒れて30年になる。30年前のその日のことはよく覚えている。(時差があるので9日のことだろうが。)大学に入った年で学生生活にも慣れてきた頃だった。 当時僕は、大学ではオーケストラのサークルに属し、まだ…

アコーディオンの音が好きだ!

アコーディオンの音が好きだ。そういえば、まだ小学生だった頃、音楽室の棚にたくさんあったアコーディオンで合奏をしたことがある。鍵盤楽器を少しばかりかじっていたので駆り出されたのだろうが、周りは女の子ばかりで少しかっこ悪かった。蛇腹のコントロ…

癒しの一枚 「POP POP」

先週の日曜日、地域のお祭りがあった。自治会の役員をやっている関係もあって、出店の手伝いで一日バタバタだった。先週はそのまま仕事になだれ込んだので、今日は土曜日だというのになんだか疲れを引き摺って調子が上がらない。 お祭りといっても「子供」を…